MLM(ネットワークビジネス)とMLA(アフェリエイト)の違い

 

MLMとMLAの違いについて表で表しています。

MLMとMLAの違いについて表で表しています。

連鎖販売取引(れんさはんばいとりひき)とは、特定商取引法第33条で定義されている販売形態のことです。これがいわゆる、アメリカでは”Multi-Level Marketing”(マルチレベルマーケティング、MLM)または”network marketing”(ネットワークマーケティング)と呼ばれ、日本ではマルチ商法やネットワークビジネス、マルチまがいなどと呼ばれているものです。
特定商取引法内の連鎖販売取引
と製造物責任(PL)法発明者が教えてくださいます、MLM(ネットワークビジネス)とMLA(アフィリエイト)の違いをお伝えしたいと思います。
つい敬遠してしまいがちな法律的観点をはじめ手法など、その違いを比べてみてください。

製造物責任法(PL法)は、、製造物の欠陥により損害が生じた場合の製造業者等の損害賠償責任について定めた法規のことをいいます。製造物責任という用語に相当する英語の“Product Liability”から、PL法と呼ばれることもあります。
MLM(ネットワークビジネス)とMLA(マルチレベルアフィリエイト)を比較すると、MLM(ネットワークビジネス)=連鎖販売取引(れんさはんばいとりひき)に基づき、製造物責任(PL)法の責任を負うのはMLM(ネットワークビジネス)ではディストリビューターであり、MLA(マルチレベルアフィリエイト)ではメーカー、ということになるのです。
次の項で詳しく見てみましょう。

ディストリビューターとアフィリエイター

MLM(ネットワークビジネス)の参加者は、ディストリビューターと呼ばれ、小売店もしくは販売店と訳されます。
MLA(マルチアフィリエイト)の参加者は、アフィリエイターと呼ばれ、紹介者であり広告宣伝者です。インターネット上で、「あのラーメン屋、美味しいよ!」と言っていたのを頼りにお店に行って万が一まずくても、その情報提供者は訴えられませんよね。また、もしそこのラーメン屋さんでお腹をこわしてしまったら、お腹をこわした人はもちろんラーメン屋さんを訴えますよね。情報提供をしたアフィリエイターを訴えることはないでしょう。
しかし、もしディストリビューターが販売した商品でお客様がお腹をこわした場合、メーカーも訴えられますが、もちろんディストリビューターが訴えられます。
これが、製造物責任(PL)法です。

上場状況

MLM(ネットワークビジネス)では、どれだけ企業の売上げが大きくても、一社も日本で上場していません。ところが、アフィリエイトに関しては、6社以上もの多くの企業が上場しています。
2011年現在、ASP事業社として初の株式上場を果たし、日本最大級のASP企業であるファンコミュニケーションズ(主な事業にA8.netなど)をはじめ、Yahoo!の関連会社であるバリューコマース株式会社、株式会社アドウェイズ、株式会社インタースペースなどが上場企業としてあげられます。
これには、日本特有の“社会的に認められる”という上場条件が関係しているのだそうです。
「MLM(ネットワークビジネス)」という言葉を聞いていかがわしく感じてしまう人が多くても、「アフィリエイト」と聞いて同じように感じる人は少ないですよね。このようなことが関係しています。

販売者

MLM(ネットワークビジネス)での参加者つまり販売者は、ディストリビューターです。
しかし、MLA(マルチレベルアフィリエイト)の販売者はメーカーです。
このことにより、前述した製造物責任(PL)法の責任を負うのは、MLM(ネットワークビジネス)ではディストリビューターでMLA(マルチレベルアフィリエイト)ではメーカー、ということになるのです。

勧誘方法

勧誘方法も違います。
MLM(ネットワークビジネス)では、対面かつ書面で、また名称(本名)提示が必要となります。なので、例えば東京在住の人が北海道の人をリクルートする場合などとても大変ですよね。また、MLMはインターネットでの勧誘が法律で禁止されています。法律において、新聞や雑誌、テレビ、ラジオ等のマスメディアを媒体とするものだけでなく、チラシの配布、店頭の表示やダイレクトメール、インターネット上のホームページ、パソコン通信、電子メール等において表示される広告も含む宣伝が一切禁止とされています。同じように、誇大広告等やいわゆる「迷惑メール」による広告についても規制されているのです。
しかし、MLA(マルチレベルアフィリエイト)では勧誘はメールで行われるため、対面の必要はないのです。

会社側の費用

会社から出される費用(ディストリビューターやアフィリエイター側から見ると報酬になります)は、経理の科目で言うとMLM(ネットワークビジネス)では<販売手数料>で、MLA(マルチレベルアフィリエイト)では<広告宣伝費>となります。
ですから、あなたがMLA(マルチレベルアフィリエイト)で得る収入は<広告宣伝費>なのです。

本名の表示/非表示

MLM(ネットワークビジネス)では本名の表示の義務があります。これには、前述の“製造物責任(PL)法の責任を負うのは、MLM(ネットワークビジネス)ではディストリビューター”ということが深く関わっています。もし、MLM(ネットワークビジネス)にディストリビューターとして参加したあなたが売った商品になにか欠陥やトラブルがあった場合、訴えられるのはメーカーではなく“あなた”なのです。そして、入会時の名称(本名)提示はこのような時に訴える時のためのものだそうです。
しかし、MLA(マルチレベルアフィリエイト)には本名の表示の義務は一切ありません。MLA(マルチレベルアフィリエイト)では、商品に何か問題があった場合、製造物責任(PL)法において責任を負うのは、アフィリエイターではなくメーカーなのです。

ノルマ

MLMでは、まず入会の際に入金のノルマがあります。入会金と共に、毎月の商品購入のノルマがあり、それとともに売上のノルマがあり、それは月なり年なりで必ず存在します。
MLA(マルチレベルアフィリエイト)には、最低限半年に一回はマイサイトにログインしましょうという決まりなどはあります。しかし、入会金を支払ったり、売上ノルマが存在することはありません。
MLA(マルチレベルアフィリエイト)では、

  • 入会金¥0
  • 売上ノルマ無         です。

さらに詳しく!

MLA(マルチレベルアフィリエイト)とは
MLA(マルチレベルアフィリエイト)の最大の魅力
アフィリエイトとは
アフィリエイト広告の種類
MLM(ネットワークビジネス、連鎖販売取引)とは
MLA(マルチレベルアフィリエイト)の収入の仕組み