FK-23菌

1.フェカリス菌とは

フェカリス菌は、球形をした腸内細菌の一種であり、学術名はエンテロコッカス フェカリスといいます。若くて健康な人の腸内に多く生息し、人の健康に大きく関与していることが知られています。

2.FK-23とは

FK-23とは、ニチニチ製薬が研究を重ね、選び出したフェカリス菌をある条件で加熱処理した際に得られる菌体です。生菌体と比べると免疫活性力が3倍優れています。

3.FK-23の機能

FK-23は、生体内で優れた吸収性を示し、身体中の免疫細胞に働きかける作用があります。そのため、様々な有用性が期待出来ます。

特許 【1】免疫賦活作用 白血球の機能を亢進させ、白血球数を増やす
特許 【2】抗腫瘍作用 ガンを退縮させる
特許 【3】抗ガン剤の副作用軽減 ガンの増殖を抑制し、副作用を軽減する
特許 【4】C型肝炎改善作用 肝機能を改善させる
特許 【5】感染症抑制作用 感染症を予防する
特許 【6】整腸作用 お腹の調子を整え、善玉菌を増やす
4.FK-23の特徴
  • 1g中FK-23菌4兆個含有
  • ニチニチ製薬社独自の処理方法(特許取得)
  • 物理化学的に安定
  • 保存性が良い(製造後2年間の品質保持)
  • 淡白色の粉末
  • 100%フェカリス菌(賦形剤を含まない)
5.FK-23の安全性
  • Bacillus subtilisを用いたRec assayやマウスを使った小核試験の変異原性試験で、異常は認められませんでした。
  • ラットを用いた亜急性毒性試験は、大量投与(3000~5500mg/kg)の場合も、一般状態、尿検査、体重、血液検査等全てにおいて異常は認められませんでした。
    (通常、人が摂取する量は、体重換算で20~50mg/kg程度)
  • 健康な成人に1日8.1g、4週間飲用してもらい、血液生化学検査、血圧、尿検査、問診等の臨床試験を行ったところ、全ての項目で異常は認められませんでした。(医師による立会いの下で行っています)
  • 多剤耐性遺伝子(VRE;vanC-1,vanC-2,vanC-3)を持たず、安全性が確認されています。
6.FK-23の健康食品への応用と参考文献

FK-23は、学会発表、数多くの論文、特許を取得しており、下記のような用途の健康食品素材として応用頂けます。また、ヒトだけではなくペットにも応用できます。