そもそも、活性酸素とは?

酸素は必要

人間を始めとするすべての生物は、身体に取り入れた食べ物を熱(エネルギー)に変えるメカニズムを持っています。このメカニズムの中で重要なはたらきをするのが、酸素です。1日の食事で摂取するのは約2000キロカロリーだが、これを体内でエネルギーに変えるため、500リットルもの酸素を消費しているのです。
とはいっても、酸素自体が体内で燃えて、エネルギーを発生させているわけではないのです。
体内に取り入れられた食べ物は消化吸収されて、血液によって身体の隅々の細胞(全部で60兆個も) に運ばれます。さらに細胞内のミトコンドリアで、ADP(アデノシン二リン酸)、ATP(アデノシン三リン酸)という熱エネルギーを蓄えた分子が作られます。
つまり、酸素は、この過程で行われる化学反応を効率よく行うための助っ人なのです。

酸素の「酸化力」


<イメージ>酸化

酸素の特徴のひとつは、ほかの物質に結びついて「酸化」させやすいことです。例えば、空気中でものが燃えることは、その物質が酸素と結びついて炎を出しながら激しく「酸化」していることなのです。
つまり、鉄が錆びたりするのも、切ったりんごを放置しておくと茶色く変色するのも「酸化」です。
実は、「活性酸素」も、酸素のこのような性質が大もとの原因なのです。

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